設立の趣旨とスタッフ

【設立の趣旨】

 日本の光学産業は伝統的に世界でも極めて高い位置を占めています。デジタルカメラの世界市場の約8割は日本製品で占められていますし、産業向け製品においては、人類史上最も精密な機械と言われる半導体露光装置を製造できる企業が世界で3社しかなく、そのうちの2社が日本企業です。
 しかし技術の流れは速く、新興諸国からの参入もあって世界的な競争は激しさを増すばかりです。日本の光学産業にあっても、常に切磋琢磨していなければ世界レベルを維持することは容易ではありません。
 かつて理学部の物理学科で教えられていた光学は光学産業とも直結したものでした。しかしその後、大学における光学研究は総体的に量子光学・非線形光学といった先端技術に注力されるようになり、産業との隙間が指摘されるようにもなっていました。
 この隙間を埋めるため、東京大学生産技術研究所に2006年11月誕生したのが「ニコン光工学寄付研究部門」です。教育を主眼としたこの研究部門では、従来大学ではあまり重点を置かれることのなかった幾何光学や収差論、さらには実習を含むレンズ設計の授業まで行います。もちろん、これら以外にも最新の超解像光学技術やデジタルカメラにおける画像処理技術も含め、幅広く光学産業で要求される光学教育を行っていきます。
 我々の最終目的は、これら光学産業直結の光学を教育することを通して、次代の日本の光学産業をリードする、トップクラスの人材を育成することにあります。
 まだ始まったばかりの部門ではありますが、鋭意努力して、多くの成果を出してゆきたいと思っています。

【スタッフ紹介】

教授 黒田和男 
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《ひとこと》
10年来の悲願である教科書に取り組んでます。
いつ完成するやら・・・

特任教授 大木裕史
 
  株式会社ニコン 執行役員
  コアテクノロジーセンター
  研究開発本部長
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《ひとこと》
このHPほとんど私が書いています。たいへんだっちゃー

研究員 歌川 健
 
  株式会社ニコン
  映像カンパニー
  歌川研究室 室長
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《ひとこと》
長らくカメラ畑にいたモグラが30数年ぶりに大学に顔を出しました。

研究員 石山敏朗
 
  株式会社ニコン
  精機カンパニー
  光学設計部ゼネラルマネジャー
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《ひとこと》
結像レンズに長く携わっております。
皆さんにレンズ設計の楽しさを感じていただければと思っています。

研究員 松山知行
 
  株式会社ニコン
  精機カンパニー
  光学設計部付
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《ひとこと》
フライフィッシングが趣味の、自称アングラーレンズデザイナーです。

研究員 大村泰弘
 
  株式会社ニコン
  精機カンパニー
  第一光学課マネジャー
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《ひとこと》
仕事:レンズ設計
趣味:フライフィッシング、テニス、草野球、バードウォッチング・・・
    多趣味。でも時間がない!

 こんな部屋です

 ニコン光工学寄付研究部門は、目黒区駒場の東京大学駒場リサーチキャンパス内、東京大学生産技術研究所にあります。部屋はAn棟の5階です。多少は企業っぽくアレンジした室内となっています。
 

Photograph       部屋の写真1      
 
      部屋の写真2       Photograph

 
Photograph       部屋からの眺め      

 こんな教育をしています

 学部学生を対象にした「全学ゼミ」におけるレンズ設計実習授業、大学院生を対象にした「光工学特論」を毎年開講します。2007年度の報告をご覧ください。

 教育以外にも活動しています


ただいま準備中です

 本郷コンソーシアムへの参加

 2007年、東京大学理学系研究科で先端レーザー科学教育研究コンソーシアムが設立されました。ここには国内企業11社が参加し、実験実習を中心とした授業を展開します。2007年度はパイロット授業が開講されました。2007年度の報告をご覧ください。

 これから展開すること


ただいま準備中です

 問い合わせ先

   ニコン光工学寄付研究部門  大木 裕史
   住所: 〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1 An棟504
   TEL: 03-5452-6141
   FAX: 03-5652-6140
   E-mail:  opteng@iis.u-tokyo.ac.jp
ニコン光工学寄付研究部門 :
〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1 An棟504
TEL : 03-5452-6141
E-mail:opteng@iis.u-tokyo.ac.jp
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