東大生研キャンパス公開にて小中学生向けの理科教室

2015年6月6日(土)

13:30, 18名のお子様たちを参加者に迎えてスタート.まずは,ニコンイメージングサイエンス寄附研究部門教授の志村努教授から始まりの挨拶がありました.

次いで写真教室の講師の(株)ニコンイメージングジャパン米岡一憲氏の講義が始まりました.今年は光の性質とカメラの歴史の説明から始まり,1眼レフカメラの仕組み(プリズム・ミラーの役割)などの基礎的な話題から,色温度,ホワイトバランス,露出,ピントの合わせ方などの撮影に関係の深い知識まで解説がありました.参加者それぞれに新型のレンズ交換式アドバンストカメラ,Nikon 1 J5が配られ,ホワイトバランスや露出をその場で調整し,それらが写真の仕上がりにどのように反映されるのかを体験しました.

講義の次は駒場IIキャンパス内での撮影会を行いました.参加者それぞれが思い思いの被写体を選んで撮影を行いました.今年は雨も降らず,広いキャンパス内で自由に撮影を楽しんでいただくことができました.

撮影の後はそれぞれのベストショットをプリントアウトし,論評会を開きました.米岡講師が講義で伝えたポイントをしっかりと反映しつつ,参加者の個性がよく表現されたすばらしい写真ばかりでした.参加者の方々にとっては初めて触るカメラで操作に不慣れだったと思いますが,A4サイズに引き延ばしてプリントをしてもピントのよくあった写真ばかりで,カメラの技術的進歩も感じられました.

最後はニコンイメージングサイエンス寄附部門の大木裕史特任教授から閉会の挨拶があり,2015年の写真教室を終えました.